思い出すことなど(1)
ふと思い出すことが結構ある。忙しくてそんなこと思い出す暇がないと思っても、思い出す時は思い出すものだ。
最近思い出したのが、学生の頃塾で教えていた中学生2人。ひとりは男の子でとても賢く、こちらが特に教えることがなくて、正直困ってしまった。もうひとりは女の子で、勉強は苦手であまり話したがらない子だった。ふたりとも今ではもう30歳をこえている。結婚して子供がいるのかもしれない。あるいはひとり日々頑張っているのかもしれない。最近かつてあった人の名前を忘れてしまっているのだが、この2人は名前も顔もよく覚えている。不思議である。
21の頃、某大手和菓子屋さんの工場でアルバイトをしていたとき、早稲田に通っていた同級生と仲良くなった。通っていた大学では友達がいなかったが、大学外で仲良くなれる人ができるのは嬉しかった。共通項は音楽。一度、彼の実家へ遊びに行ったときに食べたお母さんお手製のピロシキの味とThe Moveのアルバムが印象に残っている。
しかしながら、通っていた大学でどうして友人ができなかったのだろう?いや友人はいたのだ。しかも異性の。だけど結局ぎくしゃくしてしまい疎遠になってしまった。僕がいけなかったのだろう。なんだか、そんなことの繰り返しだ。
ちなみに、先の記事で綴った人とその彼女は誕生日が一緒だった。因果は巡る。されど踊らず。