SIM's memo

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Miscellaneous impressions

 もうweekdayが終わる。早いものだ。そして、春の足音も聞こえてきた。今年の足音は、ちと荒々しいけど。というのも、花粉症歴二十数年だが、久しぶりにキツい。そして目が痒い。そんな中、夕方に取材等で色々とお世話になっている方のお宅へ夕食をよばれてきた。かれいの煮付けにふきのとうのてんぷら、煮物、わかめとこんにゃくの酢の物、ごはんと味噌汁。とってもおいしかった。ふきのとうは初物。苦みは大人の味である。さっくり揚がっていて美味。ついつい唆されて何個もいただく。3時間近くお邪魔し辞去。
 
 3月は別れの季節である。一期一会、悔いの残らないように生きたいとは思う。だけど、日々惰性に生きてしまっている感じは否めない。ここ最近、何かに取り組むときは自分なりに全力でする。とにかく、やれることを最大限やる。これって、簡単なようでとっても難しい。ここまでなるのに10年以上かかった。ついつい、次もあるからいっか、と思ってしまう。しかし、齢を重ねていくにつれ、そういうチャンスは少なくなっていく。だからこそ、一番キツい時に自分自身を客観的に見られる視点を持ち続けたい。これは、意識していないとできない。焦りとはまた違うけど、漫然とやっていくには、段々時間がなくなってきているようにも感じている。
 
 久しぶりに、小坂忠の「ありがとう」を聴く。細野さんによる歌詞がとてもいい。「ありがとう/君のきまぐれにありがとう/ありがとう/君のでたらめにありがとう」とシニカルにうたっているが、これは立派なラブソングである。そして、この歌詞の気持ちはとってもよくわかる。

石になった心の底に響いても

 
色々あるけど、「口から出る言葉は ただありがとうだけ」。
 

細野晴臣 & 小坂忠 - ありがとう (1971) - YouTube