SIM's memo

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ミミのこと

 今朝、実家にいるミミという三毛猫が亡くなった。6歳。猫エイズに加え、白血病だったという。この猫の親も弟も病弱で、ミミだけは健康だと思っていた。だから先月末に様子がおかしいと思って病院へ連れて行き、検査したらそういうことだったので、ただただ驚いた。そしてあっという間に亡くなってしまった。
 
 先日のブログで、僕は動物が好きじゃないと書いた。それは今でも変わらない。しかし、ミミという猫のことを考えると、常に気を遣って生きてきた猫のように思い、哀しい気持ちになる。亡くなって、なおさらそう思う。動物の本能だから鳥や蛇などを捕まえる。それを自分で食べるわけでも遊ぶ訳でもなく、弟猫に与えていた。親猫が亡くなる時、一所懸命身体をなめてあげていた。生まれて間もない弟の子供がやってくると、一緒にベットに入ろうとしてたし、帰るまで隣でずっと子守りをしていた(ように見えた)。親猫が亡くなるまで、何故か鳴き声をあまり出さない猫だった。ここ数年、やっと鳴き声を聞くことができた。それが何だか不憫で仕方なかった。
 
 人間のいのちが儚いのと同じく、動物のいのちも儚い。かれらの生を眺めながら、動物が好きじゃないのと、人間嫌いはコインの裏表であることを改めて思った。でも、ミミのことを思うと、深い深い哀しみのような感情がこころの底に張り付いている。