SIM's memo

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涙と笑いと愛?と(2)

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    上:右岸からみた那珂川の梁
 

ハプニングその3 〜かわいらしい天然さん、ブルーベリー畑で爆弾投下〜

 ブルーベリー農園に到着し、古民家を改築した休憩所で涼みながら昼食。農園のおばさんたちからキュウリとなすのつけもの、とれたてのトマト、そしてトウモロコシを振る舞われる。トウモロコシの品種は「「ゴールドラッシュ」。これから濃紫色の宝石を取りに行くので、なんだか気持ちが盛り上がってくる。
 
 昼食後、いよいよブルーベリーを取りに。入園料300円にブルーベリー食べたり摘んだりで500円。今年は少雨の影響で出来はさほどよくないらしい。だけど、熟しているものもあって、玉石混淆。「玉」を探すのもこれまた楽しい。午前のタイヤ・バーストと昼下がりの暑さで意識が若干混濁してきた僕は、我知らずゲスいことをペラペラ喋っていた。そんな時、かわいらしい天然さん(34)は、梅雨前に友人に紹介された人との顛末をいきなり語りだした。ブースカバカボンと足して2で割った顔立ちという大手百貨店社員の男性(27歳、身長185cmくらい)は、好みじゃないけど誠実そうだからと言ってデートに4回行き*1、気があるような振る舞いを無意識にしてしまった結果、自宅まで押し掛けられたという。付き合えないと断ると、ブースカバカボンを足して2で割った某大手百貨店店員は、1回だけヤラセてくれないと納得できないと迫ってきたと暴露。空を見上げれば快晴、山鳥の鳴き声があたりにこだまし、風がふわーっと頬を横切る。いい気候だ。なのに、俗物たちはゲスい話をキャッキャッっと聞きながら、濃紫色の宝石を摘んだり頬張ったりしている。この話のおかげで、ブルーベリー摘みが捗った。
 僕たちが摘んでいたブルーベリーの茂みの奥では、おばさんたちが作業をしていた。そんなのおかまいなしに、かわいらしい天然さんは一気呵成に喋っていた。夏の思い出ってこんな感じですよね。
 
 楽しいブルーベリー摘みでついつい写真を撮り忘れた僕は、よくわからない満足感とともに農園を後にする。そして近くの「坪淵の滝」というところへ行く。傾斜が急なお手製の階段を降りていくと、その滝はある。水不足ということもあって、水量は例年よりも少なかった。思ったよりキレイではなかった(生活排水が流れていた)。その後、次なるお目当て、那珂川の観光やなへと向かったのでした。(続く)

*1:その他にもしゃぶしゃぶ連れていったり、なんだか高そうなもの、ストロガノフだかスワロフスキーだか知らぬが、そんなものをプレゼントされたようだ。