SIM's memo

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涙と笑いと愛?と(3)

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  (上:梁から那珂川を眺める親子


 

いざ、梁へ。

 那珂川は関東随一の鮎の産地。栃木県は上流部のため、鮎をとっては食べさせてくれるところが多い。夏の日差しにさらされた僕たちは、涼を求めて那珂川へ。梁へおりて川を眺めてから、川岸にある食事処で鮎を食べずにかき氷を食べる。まだお腹が空いてなかったのだ。だけど、川から吹いてくる風は涼しく心地よい。そんな気持ちいいところでも、ブルーベリー農園で自ら爆弾を放り込んだかわいらしい天然さん(34)のデート話で多少盛り上がる。その他の話は、まったくもって中身がなかったので忘れた。
 

そして焼き肉店へ

 肝心の鮎は、値段が高い上にこちらがまだ空腹ではなかったという事情で、食べなかった。時刻は夕方になろうとしていた。この集まりは毎回、どこかのタイミングで肉を食べるというのが暗黙のルールとなっている。原因は僕らしいが*1、大好きという訳ではない。だけど、皆が肉が食べたいとなったので、焼肉店へ行くことにした。
 そこの焼肉店は、近所では美味しいと評判の店で、一度火事になった店としても近隣では著名な焼肉店。そこのお店の女性たちのコスチュームが、HOOTERSの店員みたいなのも人気のひとつ。ちなみに、火事の後に現在のコスチュームになったらしい。詳細は不明。彼女たちの接客がどこかお水っぽかった。まあ、今日は水辺に行ったからいいか、と変に自分を納得させつつ、肉たちとキムチなどをさっそく注文。
 

ハプニングその4 〜仁義なき焼肉戦争〜

 5人のうち、圧倒的にテンションアゲアゲ&肉がっつりいっちゃいましたーだったのが、かわいらしい天然さん(34)。肉奉行と化した僕から肉をおねだりしまくり(こうして文にすると、ちょっと卑猥な表現ですね。へへへ)、いいところの肉をたべまくりで、そんな破廉恥な彼女の姿を見て、温厚で有名な僕は怒った。おい、おまえ、いくら肉が好きだからといって、そりゃあ、あんまりだべ。オレの皿を見てみろ。ウィンナーと焦げた鳥と食べられないホルモンしかないぞ。これはいったいどーいうことだ?そんなのおかまいなしに、天然さんは肉を食らう。負けじと、ウィンナーと鳥ばかりを食べる僕。悔しいので、追加で上ロースを頼み、がっつり食べてやろうとしたところ、捨てられた子鹿のような目で僕をみる天然。武士の情けで一枚あげたのだが、手を付けない。なんだ食べないのか、とすーっとその肉を僕の皿へ移したら、天然は女性の武器のひとつである、かわいらしく怒るという手段に打ってきた。それでオレがグッとくると思ったら、大間違いだ。オレはヤンキーみたいな女の子(リアル・ヤンキーは勘弁な。マジ怖いから)が好みなんだぞー。
 こんな低級なやりとりを温かな眼差しでみつめる大人3人*2。僕は毅然とした態度で、天然さんに、その肉をあげることも焼いてあげることもしなかった。結局、この焼肉戦争は痛み分けとなった。
 
 20時に解散。タイヤがバーストしたのが、遠い夏の日の思い出のように、遠くに感じた一日だった。ということは、回を重ねるごとに楽しくなっているってことか。次回はどこにしようかと思案中。皆の意見を元にと思っているが、暑いので涼を求めて鬼怒川のライン下りをするか、青春18きっぷで鎌倉へ行き、帰りに新橋の飲み屋で吉田類ばりに飲み明かすというプランを考えている。

*1:たまたま、僕がつくった番組を皆で一緒に聴いた時、その時のスポンサーが「黄金の味」で有名な会社だったこと、そして毎回、僕が肉にまつわるエトセトラを話していたことが要因らしい。

*2:そのうちのひとり(♂)は、HOOTERSばりの店員の女の子とHOOTERSばりのおばさん店長をずっと眺めながらだったけど。