SIM's memo

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日曜なのになんだか

 20日の日曜日。雨風が強い中での弟の結婚式だった。式自体は簡素なものだったけど、これはこれでいいかもしれない。派手な演出は参加する方がひいてしまう。主役は弟夫婦ではなく、もうすぐになるかれらの娘だった。
 
 夜11時から、以前制作した番組の再放送。この再放送は、文化庁藝術祭出品のための放送だった。うちに携帯ラジオがないので、自家用車で聴く。真夜中、しんみりして聴こうと思ったら、突然の女友達から僕への文句メール。せっかく落ち着いて聴きたかったのと、あまり言い訳がましい返事もなんだったので、さらりとした返信を送る。そうすると、どうもその返事では不満だったらしく、さらなる追い打ちメール。すでに放送がはじまっている。僕に100%非があればいいのだけど、客観的に考えてもそうでもないなあと思ったので、彼女をたしなめつつ、またさらりとしたメールを送る。こんなやりとりを続けること20分あまりして気づいた。友人はあまり他の人に言いたいことなど言えない人で、ぼくには言える存在なんだなと。そう思ったので、最後のメールに僕はこう書いた。好きな人にだらだらと言い訳がましいメールなぞ送ることできるか!アホ!と。そうすると、彼女は文句をひととおり言ったのとそのメールに満足したのか、機嫌良くおやすみメールを送ってきた。やれやれ。
 
 久方ぶりに拙制作の番組を聴いて、どうも僕がつくるものは、情緒的というか、寂しい雰囲気があるような気がした。その点を同僚は「文学的」と表現していた。やっぱり、番組づくりはいい。今の仕事はお金に目がくらんで引き受けたけど(おかげで、ただいま精神的に絶不調)給料が安くてもやりたいことをやるのがいいなあと改めて思った。