年末恒例行事がやってくる
師走に入ると、そろそろ恒例行事の準備に取りかからなくてはならなくなる。それは、年末に収録する音楽番組(AMラジオ)で紹介するための選曲だ。
そもそも、この番組のディレクターだった前上司に、「おまえの年齢で60'sしか聴かないなんて珍しいから(註:これは彼の偏見です)、オレの番組の正月特番でゲストに出て喋らない?」と言われたのがきっかけ。並みいる猛者(小生の他に3人のゲストさん)たちにビビってしまい、スタカンをはじめ渋谷系っぽいものを選んでしまったというチキンぶりで大変後悔した。昨年は、自分なりのストーリーをつくって選曲。それなりに喜んでもらえたので、さて今年はどうするべ?と悩んでいた。
で、持ち時間がだいたい20分くらいと考えて、7曲選んだ。当初はWarner Music Japan発売のアルバムだけ選んでやろうと思ったのだが、ちと窮屈になったので以下のようにしてみた。
- The Clovers "Your Tender Lips”(Dance Party:1959)
- Manassas "Johnny's Garden"(Manassas:1972)
- Ry Cooder "Comin' in on a Wing and a Prayer"(Boomer's Story:1972)
- The Doobie Brothers “Slat Key Soquel Rag”(Stampede:1975)
- Procol Harum “Juicy John Pink”(A Salty Dog:1969)
- Led Zeppelin "Royal Orleans"(Presence:1976)
- Faces "Ooh La La"(Ooh La La:1973)
哀愁漂うような選曲だなあ。年々枯れてゆく感じ。円熟と言う人もいるだろうけど、小生には無縁の言葉である。今回はこれでいってみることにした。朝いちで、今年から担当になったディレクターさんにリストを渡し、これからさむーいさむーい足尾&日光山内へ下取材へ行ってきます。