SIM's memo

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身体的欲求と温泉

 ここ最近、個人的に空前の温泉ブームがやってきている。きっかけは、2週間前に発症した坐骨神経痛を癒すためだった。普段浴槽にお湯をはることなく、シャワーですませてきた者とすれば、広々としたところでお湯につかるのが想像以上に気持ちがいい。なので、2週間で10回も行ってしまった。しかし気持ちがいいのだから止められない。好きな人に会いに行きたくなる感覚と温泉へ行きたくなる感覚がほぼ同じというのを最近発見したのだから、おかしな話である。
 
 何故、こんなに温泉に入ることにはまったのかなあと3分ほど考えてみた。

  • 車で30分以内にある
  • 温泉あがりの読書が思いのほか楽しい
  • 余計なことを考えずにリラックスできる

つまり、今まで意識的にリラックスすることができていなかったからなのかもしれない。勿論、近場ですぐ行ける温泉施設があるという環境にも依るだろう。しかし自分自身が考えている以上にリラックスできていなかったのかもしれない。
 そして最近では、温泉へ行く前に1時間ほどウォーキングして汗をかいてから行くようにしている。これが単に温泉へ入るよりも気持ちがいい。そして湯上がりの水が美味しいことを再発見した。その後に、おじいちゃんおばあちゃんたちの賑やかな声(いびきを含む)を聴きながら、本を読むというのが楽しい。もしかしたら、寂しいだけなのか?と一瞬思ったのだが、どうやら余計なことを考えないで頭を空っぽにしたいだけのようだ。
 
 はじめのうちは、頭で考えて温泉に行っていた。しかしここ最近は、自分の身体が温泉につかることを求めているのがわかるので、時間等許す限り行くようにしている。リズムをつくりながら、自分の身体から発する声に耳を傾けながらウォーキングをし、その後に温泉で身体をいたわる。今はそうする必要があると思っている。