半夏生

　
　今日は半夏生らしい。一年のちょうど真ん中にあたる日だ。もう半分か。そういえば、ハンゲショウという植物があるのを最近知った。ハンゲショウは、ドクダミ科の多年性落葉草本植物。漢名は「三白草」で、学名はSaururus chinensis。ラテン語で"sauros"（トカゲ）と"oura"（尾）からできた造語。花序がトカゲの尻尾に似ていることからつけられたのだろう。そういえば、恐竜のザウルスでもある。"chinensis"だから、さしずめ「中国のトカゲ」というところか。なるほど、見るとトカゲの尻尾に似ていなくもない。だけど、こちらの方が可憐だ。葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるからだ。
　
　幸い、今朝はよく晴れた。朝露を葉にのせて朝日に照らされたハンゲショウはさぞや美しいのだろう。話はそれるが、半夏生の日に鰻を食べたくなるのは、まったくもって個人的なことである。
　そんなこんなで、今かなり落ち込んでます。