一期一曲(11)
Ned Doheny "If You Should Fall"(1976)
夏のはじまりがBreadの"Make It with You"だとしたら、夏のはじまりを勢いづけてくれたのがこちらの曲。2枚目のアルバム"Hard Candy"の2曲目に収録されている。
Ned Dohenyはカリフォルニアのお坊ちゃんなんだけど、EaglesのGren FreyやDon Henry、Grenと寝食をともにしていたこともあるJackson BrowneやJ.D. Southerなどのミュージシャンに支えられていた。寡作の人だけど、いい曲をたくさんつくっている。日本では本国以上に人気があって、日本のみリリースされた"Prone"(1979)というアルバムも忘れ難い。
初めて聴いてから20年が経つのだが、やっぱりこの曲は夏を体現している曲なんだと思っている。アコースティック・ギターではじまり、エレクトリック・ギターの軽快なカッティング、エレクトリック・ピアノがカリフォルニアの風よろしく、爽やかに奏でられている。Ned Dohenyの声は好き嫌いが結構はっきり分かれそうだが、僕は好きである。ちょっと甘くて弱っちいところが夏にぴったりな感じがする。とはいえ、songwritingのセンスはとてもいいんですよ、Nedは。
- アーティスト: ネッド・ドヒニー
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: CD
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