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SIM's memo

Books, Foods, Rock 'n' Roll…and more!

思い出すことなど(14)

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 先日、論文のための参考文献として図書館で借りた書籍をぺらぺらめくっていたら、上の写真のように青春18きっぷが出てきた。日付を見ると、どうやら平成22年の夏に購入したようである。購入した駅名が僕の両親が住む町の最寄り駅だった。そしてやっぱりと思った。これは僕が購入したものであると。ちょうどその時も論文作成のために今回借りた書籍を精読していた。そして、使い終わった青春18きっぷを栞の代りに使っていたのだ。4年振りの対面。そうか、あの夏からもう4年になるのかとも思った。
 
 3回分の日付印を見ると、「池袋駅」で押されていた。これは僕が乗った駅が無人駅だったため、下車した最初の駅で日付印をもらったのだ。池袋駅で下車し、有楽町線に乗り換えて永田町駅まで行き、国会図書館に通っていた。そして4回と5回が同じ日付で押されてはいるが駅名が異なっていた。はて、これは?とあれこれ思い出そうとしていたら、今思い出した。当時結構仲良くしていた女性と一緒に大磯までいったのだ。
 大磯駅についてから、僕たちは漁港へ行き、地元の漁業組合が経営する食堂でご飯を食べ、それから海辺の砂浜を散歩してから大磯町立図書館へと向かった。目的は、論文で取り上げた雑誌の執筆者のひとりで、当時(昭和24年)参議院の専門員をしていた坂西志保が所蔵していた資料を寄贈した「坂西文庫」を閲覧するためだった。思えば、こんな私用に僕が付き合わせたのだろう?そもそも、私用の時は極力ひとりで行くことにしている。なぜなら、相手も退屈だろうし、何よりもこちらが気を遣ってしまうという勝手な理由からだ。で、何故だろうと考えていたら、ちょっと思い出した。こちらが、今度大磯に行くんだーと彼女に言ったところ、彼女が一緒に行きたい!と言ったので、図書館に行くだけだよと言ってもそれでも行くと言ったので一緒に行ったのだ。
 大磯町立図書館で用を済ませた後、何故か茅ヶ崎へ行ってたこせんべいを購入し、駅ビルにあった喫茶店でお茶をしてそのまま帰路についた。真面目である。否、早く帰って、論文執筆の作業を早くしたかっただけだったと思う。
 
 その女性とは、東日本大震災を境に疎遠になってしまった。こうして書きながら、脳裡にはサニーデイ・サービスの"サマー・ソルジャー"が流れていた。その時もこの曲を夏の終りにと聴いていたのだろうか。はからずも、借りた本から出てきた4年前に栞代りに使っていた青春18きっぷを見て、久しく思い出さなかったその女性のことも含めてあれこれ思い出した。元気にやっているのだろうか?
 
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