SIM's memo

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一期一曲(29)

Manassas "Johnny's Garden"(1972)
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 Stephen Stillsというミュージシャンは実に多彩な人である。彼の魅力が一番よくわかるアルバムといえば、Manassas名義で発表されたアルバム"Manassas"に指を屈する。ラテン・フレーバーあふれるロックからカントリー、アコースティック・ギターを全面的につかった曲やファンキーな曲、そしてブルージーな曲などStephen Stills(と実はChrist Hillmanも重要)のフィルターから見えてくるアメリカン・ロックを楽しめる。色々好きな曲があって迷うのだが、個人的には今回採り上げる"Johnny's Garden"がお気に入りである。
 
 今年O.A.されたラジオ番組の正月特番のゲストで呼ばれた時、この曲をチョイスした。アコースティック・ギターの曇りのない音色と静かな雰囲気を感じさせるところが冬の青空と合っていると思ったので選んだ。そして、Stillsのリラックスした声が曲も合っていた。
 
 ヴァラエティ豊かなこのアルバムは、アメリカン・ロックの入門的一枚としておすすめしたい。秋晴れの午後をこのアルバムを聴きながらドライブすると、なんだかアメリカは西海岸から先の砂漠地帯を疾走しているような気分に浸れる幻想的なアルバムでもある。
 

マナサス(紙ジャケット)

マナサス(紙ジャケット)