夜、音楽を聴きつつ調べものをしていたら、急に学生の頃の苦々しい出来事の数々を思い出してしまった。これらの思い出には、悲（哀）しみがまとわりついている。なので、数年前にある程度密閉してこころの奥底に封印したつもりだった。しかし、何の前触れも…

「頭は低く、志は高く」という言葉がある。誰が言ったのか失念してしまったが、そのモットーを心がけてつくっているものがある。論文とラジオ番組制作だ。いずれも、ひとり親方でなんとかできてしまう。自分自身の心がけと情熱、そして構成力でどうにでもな…

「わたしは何を知っているだろうか？」（Que sais-je?）を哲学のモットーとして掲げたミシェル・ド・モンテーニュ。38歳で隠遁生活に入ったというモンテーニュの精神を象徴する言葉でもある。つまり「懐疑」である。モンテーニュの懐疑の精神が、のちのデカ…

これからが桃が美味しく食べられる時期だという。なので、この時期は桃をもらうことがちょこちょこある。

７月はなんだかだで読書ができたような気がする。久方ぶりに面白く読めた書籍に巡り会えたことが大きいだろう。７月もとうに過ぎてしまったが、ここではその中から２つの傾向のもとに読書をしてきた軌跡を簡単に述べてみる。

学生時代から社会人にかけてお世話になった方々はそれなりにいる。とりわけ、お世話になったという人がいる。 大学を卒業した翌年。僕は地元の教育委員会に嘱託で文化財調査や編纂事業にかかわる事務などの仕事に従事していた。そのセクションの上司という人…