SIM's memo

Books, Foods, Rock 'n' Roll…and more!

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一期一曲(36)

Buzzcocks "Ever Fallen in Love (With Someone You Shouldn't've)"(1978) 1970年代中頃よりアメリカとイギリスでほぼ同時に起こったPunk Movementの中でひときわ異彩を放っていたのが、イギリスのバンドであるところのBuzzcocksであろう。かれらを見れば…

一期一曲(35)

Average White Band "Cut the Cake"(1975) スコットランドといえば、ウィスキーにタータン、そしてソウル(リズム&ブルース)である。あまり知られていないが、スコットランドではソウル(リズム&ブルース)がかなりもてはやされていたという。その中で…

一期一曲(34)

Steely Dan "Doctor Wu"(1975) Steely Danはするめみたいなバンドである。聴けば聴く程味わいが深くなる。はじめて聴きはじめた時から20年以上経ってもなお、新しい発見がある。その中でも、はじめてSteely Danを聴いたアルバムが「うそつきケイティ」の邦…

思い出すことなど(15)

先日、実家に帰った時、高校の学校誌が雑然と置いてあるのをみつけた。手にとり中身を読んでみると、創立90周年記念でいつもの年よりも少し厚めの仕上がり。各クラスごとにテーマを与えられ論文のようなエッセイのようなものを寄稿してあった。目次を見る…

一期一曲(33)

The Beatles "Revolver"(1966) ここでは、ある1曲をめぐってあれやこれやを綴っているが、今回だけはアルバム1枚すべてをとりあげたい。というのも、ちょうど26年前の今日、生まれて初めてアルバムを購入したのが"Revolver"だったからだ。 この年の夏、父…

一期一曲(32)

Billy Joel "Get It Right the First Time"(1977) Billy Joelの曲は、はじめて聴いた時からどこか懐かしさが漂っていた。おそらく、リアルタイムで聴いていた人にとってもそうだったのかなあと想像する。とりわけ、かれの代表作ともいえるアルバム"The Str…

一対他の世界 ─『きょうの猫村さん』を読む(2)─

『きょうの猫村さん』の世界像 『きょうの猫村さん』3巻をお話する前に、この作品の世界像を見ておきましょう。身よりのない猫だった「猫村ねこ」(以下、猫村さんと略す)が、以前飼われて家のぼっちゃんに躾けられた家事全般の能力を見込まれて、たまたま…

一期一曲(31)

Bay City Rollers "Rock n' Roll Love Letter"(1976) 時の経過とともにふりかえってみると、音楽的によかったんじゃないかなあと思うバンドがいる。個人的には、その代表格がBay City Rollersである。その中でも、今回とりあげる"Rock n' Roll Love Letter…