SIM's memo

Books, Foods, Rock 'n' Roll…and more!

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

気がつけば

2月が終わろうとしている。そういえば、2月は28日しかなかったんですね。そりゃあ、過ぎ去るのが早い訳だ。 実は先日といっても3週間程前にiPad miniを購入した(面倒なので本体写真は割愛)。先代のiPadがぼくの不祥事でなくしてしまい、もうiPadなん…

如月読書漫談

2月はまあ読書をしなかった。たった2冊、いずれも電車で移動した時に読み終わった書籍である。仕事のせいに敢えてしておこう。 という訳で、まずは昨年末に亡くなった小沢昭一氏の写真コレクションと昔のエッセイをあわせた、結果として追悼本となってしま…

週のはじまり

週のはじまりは、あまり好きではない。前職では、午前中に営業会議と称するモチベーションを下げる会議があって、ためいきしかでなかった。もっとも、優秀な人間だったら、そんなことはないのだろうけど。 同僚と一緒に昼ご飯を食べに行こうと、行きつけの割…

距離感としての花柳小説

「花柳小説」というジャンルがあるようだ。本書の編者である丸谷才一によると、花柳界を舞台とする小説のみならず、バーのマダム、女給たちが懸命に生きている姿、そして私娼から男娼たちの様態までも含むとのこと。誤解を恐れずにいえば、人間関係をめぐる…

久しぶりの読書など

今日は朝から東京での仕事だった。いつも東京へ行く時はJRを使うのだが、今回は最寄りの私鉄を利用した。理由は東京メトロが乗り放題を含めたパスが安かったため。それなので、最寄り駅から一日一本出ている昭和感満載の特急列車に乗ることにした。 道中、今…

占い

実は占いに昔から関心を寄せている。当たるも八卦当たらぬも八卦とはいうけれど、僕の場合はモノを見る目を養いたかったというのがそもそもの動機。そして、占いから自分という人間を客観的に見るのも面白いのでは、と思っているからだ。 今から3年半前の秋…

思い出すことなど(5)

これまでいろいろと思い出してはつらつらと書いてきたが、なんだか肝心なことをはぐらかして書いているような気がしていた。 19の時に付き合った人は大学で同じ授業を受けていた女の子だった。たまたま隣に座って、こちらが筆記用具を忘れたので借りたのがき…

思い出すことなど(4)

大学に入学して以降、様々なアルバイトをしてきた。前に塾の講師をしていた話を書いたけど、アルバイトの8割にあまりいい思い出がない。こうして書きながら、思い出すと今の仕事の有難さをつくづく感謝したくなる。 とにかく嫌な思い出が多い。まず一番最初…

今日は終日家で仕事をしていた。会社でやるべき仕事は、昨日のうちに済ませておいた。で、家を出ることなく、ひたすらパソコンと資料と音と戯れていると、ちゃんと食事を摂っていてもお腹がすく。先日お世話になっている詩人から頂戴した最中を午後3時にひ…

思い出すことなど(3)

「青春」とはいったい何だろう?その手の本は数多でているけど、その手のものを読んだところで、個人個人によって「青春」の定義は異なる。70代の方が「今が青春なんだよ」と言われれば、同意するしかないんだし、20代前半の人が「私の青春はとっくに終…

Music Addict

Road to "演歌" ここ半年近く、3月末に放送予定の番組制作のため、明治〜大正期にかけて巷あるいは花柳界などではやっていた歌を聴き続けてきた。それまではまったくといっていい程、そのあたりの音楽に興味も関心もはらってこなった。しかしながら、仕事な…

I Thought I Was a Child

深夜、作業を中断してiPodのアップデート待ちをしていた時、不意に涙がこみ上げてきた。これまで不意に涙がこみあげてきたというのはほとんどなかった。最後に涙を流したのは、昨夏に師匠の通夜・告別式の時である。しかしその時の感情とはまったく異なる。…

On what they were displeased with me.

ここのところのぼくをとりまく環境の浮沈っぷりに体調がついていかない。昨日はよかったなあと思っても、今日はなんだかなあという感じになったり、挙げ句には、つい5分前まではふつーだったのに、その後すぐ機嫌悪く(あるいは怒りをおさえつつイライラし…

On responsibility

ここのところ、「ぎくしゃくした」とか「なんともいえない微妙な」といった曖昧模糊とした、すっきりしない話ばかりしている。現時点で公私ともにそんな不安定な状態だから仕方がない。とはいえ、仕方がないといって、やりすごす訳にはいかない。時は否応な…

On strained relations

その原因を一言でいえば、ぼくが大人になりきれていない、ということに尽きる。では「大人」とは何か?それは自分の感情を第一にではなく、相手の感情や思いを常に考えながら行動すること。つまり「思いやり」である。 ところで、「思いやり」という言葉は、…

思い出すことなど(2)

音の編集は、ひとり集中して対象にむかっていく孤独な仕事である。まわりが見えなくなってきた時に、ふと過去のことを思い出す。プルーストは紅茶にマドレーヌを浸した時、遠い記憶が現前に蘇ってきたが、こちらは仕事の時なのだからまったくもって味気ない。…

思い出すことなど(1)

ふと思い出すことが結構ある。忙しくてそんなこと思い出す暇がないと思っても、思い出す時は思い出すものだ。 最近思い出したのが、学生の頃塾で教えていた中学生2人。ひとりは男の子でとても賢く、こちらが特に教えることがなくて、正直困ってしまった。も…

言葉はしらじらしく

思えばいったいどういう関係といえばいいのだろう。知り合ってまもなく、一緒に食事をしにいった。話がはずんで、次の店へと行った。ぼくは自分の話をした。彼女はその話を聞いて涙を流した。気は強くて頑固だけど、気さくで誰からも親しまれている。今だっ…

チキンレースという名の読みかけの本たち

2013年2月7日時点で、読みかけの書籍がいくつあるだろうと数えてみることにした。 『日本民謡集』(岩波文庫) トマス・ピンチョン『逆光(上)』(新潮社) 宮本正興・松田素二編『新書アフリカ史』(講談社現代新書) 鳥羽耕史『1950年代』(河出書房新社…

睦月読書漫談

2013年も残すところあと10ヶ月余となり、流れゆく時の早さにまったくもって愕然とするばかり。そんなこんなで、先月読了した書籍たちを簡単にレヴューしておこう。 Musicをめぐるお話 仕事のため、日本におけるレコード文化の歴史を知っておかなくては、と思…