SIM's memo

Books, Foods, Rock 'n' Roll…and more!

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

思い出すことなど(14)

先日、論文のための参考文献として図書館で借りた書籍をぺらぺらめくっていたら、上の写真のように青春18きっぷが出てきた。日付を見ると、どうやら平成22年の夏に購入したようである。購入した駅名が僕の両親が住む町の最寄り駅だった。そしてやっぱり…

一期一曲(23)

The Doobie Brothers "South City Midnight Lady"(1973) 1973年に発表されたThe Doobie Brothers3枚目のアルバム"The Captain and Me"といえば、"Long Train Runnin'"だし"China Grove"である。どちらも人気の高い曲である。しかし、僕にとってはそのどち…

一期一曲(22)

Free "My Brother Jake"(1970) Freeというバンドの音楽的傾向を見ると、今回取り上げた曲はかなり異色に聴こえるかもしれない。一般にFreeと言えば、"Fire and Water"に代表されるようなbluesあるいはboogie等のroots rockをかれらなりに解釈したrockを得…

一期一曲(21)

Creedence Clearwater Revival "Lodi"(1969) Creedence Clearwater Revival(CCR)は60'sから70's初頭のアメリカン・ロックシーンにおいて、名実ともに最高のバンド(という言い方が似合う)だったと思う。7枚出したアルバムの中では、個人的には3枚目のア…

一期一曲(20)

Oasis "Rock 'n' Roll Star"(1994) 1994年8月31日。正式発売の前日に当時住んでいた近所にあったYAMAHAのCDショップでかれらのデビュー・アルバム"Definitely Maybe"を購入した。何故ここまで覚えているのだろう?たまたま店頭で見かけてジャケ買いしただ…

一期一曲(19)

The Jam "The Place I Love"(1978) The Jamというよりも、Paul Wellerというミュージシャンは一時憧れたものである。才能があってしかもルックスもよいとなると、田舎から出てきたばかりの洟垂れ小僧だった僕はPaul Wellerになれる訳がない。せいぜい彼が…

備忘録的近況

過日、外で三脚立ててカメラ撮影していたら、近くの和菓子屋のおばちゃんに「あんた、なーに撮ってるのぉ?」と聞かれた。和菓子屋さんの隣にある猫カフェの外観を撮影しているんすよーと言うと、「なーんだ、そぉーなのぉー。うちも猫飼っててさぁー、毎日…

一期一曲(18)

Sex Pistols "No Feelings"(1977) 僕にとっては、Punk Movementは線香花火のようなイメージ。ドタバタしながらも、当時の熱気を何とか閉じ込めたのがかれらのデビュー・アルバム"Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols"であろう。その中でも、…

一期一曲(17)

Roy Wood "Songs of Praise"(1973) 世に天才・鬼才と呼ばれる人はそれなりにいる。けれども、両方称されている人は決して多くない。「バーミンガムの仙人」ことRoy Woodはまさに天才・鬼才の名に相応しいミュージシャンである。そんなかれが出したはじめて…

一期一曲(16)

Christopher Cross "I Really Don't Know Anymore"(1979) なんとも爽やかな歌声とメロディーである。高校生の頃、アルバム"Christopher Cross"を聴いた時の感想は20年以上経た今でも変わっていない。いったいどんな人がうたっているのだろう?ジャケットに…

一期一曲(15)

XTC "Living Through Another Cuba"(1980) XTCは鬼才Andy Partridgeありきのグループではないのがよくわかるアルバム"Black Sea"の3曲目に収録されている。反復のリズムを強調したアレンジは当時のいわゆる尖った音をつくっていた*1あたりなど、時代を感じ…

一期一曲(14)

Electric Light Orchestra "Evil Woman"(1975) 8月の暑さを少しでもしのいでくれそうな曲というと、僕はこの曲にまず指を屈する。アレンジも去ることながら、ひんやりとした音の雰囲気がそう思わせてくれる。この曲が収録されている"Face the Music"とい…

哲学者と青春の断片

哲学者の木田元氏が亡くなった。享年85歳。亡くなったこと以上に、主要新聞等で亡くなったことが報じられたことに驚いた。そっか、僕が思っていた以上に社会的に著名で影響力のあった方だったんだなと改めて感じた。 木田氏の名前は僕にとって、青春のかたわ…

一期一曲(13)

Silver "Wham Bam"(1976) 世に一発屋と呼ばれる有難くない称号を冠したグループがいる。僕が真っ先に思い浮かべるのがSilverのこの曲。Silverはウェスト・コーストにおける実力もキャリアも十分に兼ね備えたメンバーによって結成。当然、レーベル元のArist…

一期一曲(12)

The Beach Boys "Please Let Me Wonder"(1965) 夏といえば、Beach Boysというのはもう定番すぎて何だか新鮮味がないかもしれない。けれども、初期のサーフ・ロック的、カリフォルニアの青い空を思わせるようなコーラスがかれらの真骨頂ではない。初期と"Pe…

一期一曲(11)

Ned Doheny "If You Should Fall"(1976) 夏のはじまりがBreadの"Make It with You"だとしたら、夏のはじまりを勢いづけてくれたのがこちらの曲。2枚目のアルバム"Hard Candy"の2曲目に収録されている。 Ned Dohenyはカリフォルニアのお坊ちゃんなんだけど…

一期一曲(10)

Bread "Make It with You"(1970) 夏の朝を想起させる曲は人によってさまざまだろう。個人的には、Breadの"Make It with You"をまず思い浮かべる。アコースティック・ギターのカッティングにはじまり、エレクトリック・ギター、そしてベース・ギターがアコ…

一期一曲(9)

The Who "Pictures of Lily"(1967) The Whoのというよりも、若きPete Townshendがつくる曲には、10代の男の子あるあるのようなものが多い。数ある中でも、今回採り上げる"Pictures of Lily"はなかなか秀逸な曲である。 朝起きても気分悪いし、夜もなかなか…

自由業

ここ最近、「SIMさんっていったい何をやってる人なの?」と聞かれる。これが会社勤めでもしていれば、「会社員ですっ!」と答えられるが、そうではない。かと言って、「自由業」と答えていたら、怪訝そうな顔をされたことが2度程あった。これまで自分がやっ…

一期一曲(8)

Jeff Beck Group "Girl From Mill Valley"(1969) Jeff Beckは一言でいうと、職人気質のあるギターリストである。小細工など一切無用。己の才能を信じて、妥協を一切許さない厳しさを感じる。そんな彼がYardbirds在籍時では成し遂げられなかった理想に向け…

一期一曲(7)

Deep Purple "Highway Star"(1972) 暑い夏にはやっぱりライヴである。今では聴くことが叶わないであろう数多あるライヴの中で、伝説とも言われているDeep PurpleのJapan tour in 1972は実際目の前でみたかった。海外に"BUDOHKAN"の名前をBeatles以上に広め…

つくる、いただく、かんがえる

先日、勉強のためにとあるカフェへの取材を同行させてもらった。

一期一曲(6)

Badfinger "No Matter What"(1970) イントロのギターのカッティングがとても印象的なこの曲をはじめて聴いた時は鳥肌が立った。高校2年のこれまた夏のことである。確か前の年の秋ころに、東芝EMI(当時)からBadfingerのカタログがはじめてCD化されたのだ…

バッグ

収集している訳ではないのだけど、結構バッグを持っている。どれくらい持っているのかを改めて数えてみたところ、10あるのがわかった。その内訳は…

一期一曲(5)

George Harrison "Brow Away"(1979) 自分がオトナになったなあーっと感じるタイミングは人それぞれだろう。僕の場合、George Harrisonの楽曲の素晴らしさに気付いたかどうかがその指標になったんだなと思う。 今回取り上げた曲をはじめて聴いたのは中学3年…

一期一曲(4)

Paul McCartney "Take It Away"(1982) そういえば、中学3年の夏休み頃だろうか、父親に頼んで買ってきてもらったのがPaul McCartneyの"Tug of War"というアルバムだった。このアルバムがリリースされた当時には既にCD化されていたようである。だから定価は…

一期一曲(3)

T. Rex "Baby Strange"(1972) 夏といえばGlam Rockである。誰が何と言おうとも、である。やや無機質な音質にストリング・アレンジ、そしてシンプルなフレーズ。これが僕が思うGlam Rockの定義だ。そうした夏を感じさせてくれる(と個人的に思っている)Gla…

一期一曲(2)

Derek and the Dominos "Bell Bottom Blues"(1970) 中学の頃はBeatles関連ばかりを聴いていたが、高校に入学するあたりからBeatles以外のアーティストを聴くようになった。高校1年の夏に購入し、その頃よく聴いていたのがDerek and the Dominos唯一のオリ…

一期一曲(1)

The Beatles "I Feel Fine"(1964) ズゥーン〜という印象的なイントロではじまるこの曲が、僕とBeatlesの出会いだった。中学1年の夏のことである。父親が持っていた東芝EMIの古いカセットテープの1曲目に"I Feel Fine"が入っていた。この曲をはじめに聴かな…