SIM's memo

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東瀬戸内海漫遊記(2)

 2日目。春特有の霞がかった青空。空気は冷たい。朝5時には目が覚めてしまった。6時半にホテルの朝食をとり、7時半前にはチェックアウト。姫路駅始発の岡山行に乗る。平日の朝ということもあって、やや混雑。姫路を出てまもなく、いきなりの冷房。車内は決して暑くはない。なのに冷房である。足が冷えてしまう。いささか落ち着かない気持ちのまま、姫路から1時間半くらいで岡山に到着。急いで乗り換え。ギリギリ高松行の快速に間に合う。2日目最初の目的地である児島に9時50分頃到着。荷物をコインロッカーに入れようとするも100円玉がなく、観光案内の女性(表情がやや暗かった)に両替を頼むと無碍に断られる。仕方なく、自販機で一番安いオロナミンCを購入し100円玉にくずす。
 
 駅を出て味野商店街方面をふらふらと歩くこと10分余。念願の児島ジーンズストリート入口に到着。インディゴ・ブルーの看板が出迎えてくれた。
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 ストリートを歩くと、まだお店は開いていなかった。10時きっかりに開けるのは野暮ってやつなんだろう(たぶん)。のれんのようにジーンズが干されていたのが印象的だった。
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 お店が開く前に、ストリートの北端にある旧野崎家住宅を見学。入口にいるぽっちゃりとした女性に拝観料500円を支払う。その際、どうでもいいことを話していたので割愛(下の写真が旧野崎家住宅入口門)。
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 中へ入ると、さすが塩で儲けたとあって、簡素ながらも贅を尽くしているのが素人目でもよくわかった。中でも、東西を貫くかのような応接間は圧巻だった。縦と横に貫かれた幾何学的美。すべてが計算尽くされていた。
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 母屋の隣には塩蔵があった。ここを管理しているおじさんたちが庭石に水をまいていた。その横を無印の青色のパーカーをきたおっさん(つまり私)はふらふらと歩きながら塩蔵へふらふらと入る。ざっとひととおりみてから旧野崎家住宅を辞去。
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 さて、児島ジーンズストリートに行ってはみたものの、すばらしいジーンズの数々&値段にクラクラきてしまった。今回の貧乏旅では到底購入する能わず。せめてもの思い出にと、こちらを購入。
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ポケット型の小銭入れ(桃太郎JEANSの家紋入り)なのだが、僕はUSBメモリやらイヤホンあるいは飴などを入れている。ちなみに、YKKにつけてあるのは、栃木は小山の伝統工藝品である間々田ひも。この小銭入れが期待に違わず、結構重宝している。
 
 そんな児島ジーンズストリートに別れを告げ、お昼も食べずに急ぎ足で高松方面へと向かった(続く)。