チキンレースという名の読みかけの本たち

　2013年2月7日時点で、読みかけの書籍がいくつあるだろうと数えてみることにした。
　

『日本民謡集』（岩波文庫）
トマス・ピンチョン『逆光（上）』（新潮社）
宮本正興・松田素二編『新書アフリカ史』（講談社現代新書）
鳥羽耕史『1950年代』（河出書房新社）
中川　真『平安京音の宇宙』（平凡社ライブラリー）

『日本民謡集』は気が向いたときにパラパラとめくって読んでいるので、一向に進まないでいる。『逆光（上）』はピンチョン最大の作品ということもあって、邦訳上下巻で約1500頁余もある大著。相変わらずの1頁に占める情報量の多さに、バタバタしている合間に読む小説ではないと実感し、ペンディング状態。『新書アフリカ史』は、枕元に置いておいてあるのだが、まだ序文しか読んでいない。『1950年代』は河出ブックスの中の一冊で、研究仲間に勧められて途中まで読んだのだが、現時点での興味の対象から逸れているので半分しか読んでいない。
　で、目下寝る前に読んでいるのが『平安京音の宇宙』。古典で描かれている音の描写を丁寧に拾いあげ、分析している。まだ３分の１しか読んでいない。おそらく、こちらが最初に読み終わるだろう。
　とんだチキンレースである。
　