SIM's memo

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手前味噌づくり

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 寒風吹きすさぶ昨日の午前、味噌づくりに参加してきた。

いつも出かけているメンバーの実家が農業を営んでいて、有機農業をやっている仲間たちによるイベントのひとつが味噌づくり。ちなみに、地ビール造りのプログラムもある。毎年、大寒前に屋外で味噌づくりをするのだ。
 
 材料は、大豆(サトウイラズという品種。その名のとおり、砂糖がいらない程甘くて味が濃い)と米麹、塩。大豆と米は有機栽培、塩は伊豆大島産。約60名近くが参加していた。
 作り方はいたってシンプル。まず、もらった米麹と塩の固まりをつぶす。
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つづいて、釜でゆで上げた大豆をすりつぶしたものをもらう。
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大豆をもらう間、予め固まりをつぶしておいた米麹と塩をまぜあわせる。
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よくまぜた米麹と塩に大豆を入れてよくまぜ、ハンバーグをつくる要領で空気を抜きながらこねる。
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ボール状にこねた材料を…(ビール瓶は固まりをつぶすために使う)
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こんな感じで容器に投げつける(空気をなるべく入れないため)。
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空気を入れないのは、カビの繁殖を防ぐため。容器に入れる際は、予め塩をふってからラップでふたをしてから、そのまわりにも塩をふる。1年後においしい味噌になる(はず)。
 
味噌づくりの後は、有機農業グループの方々のお手製の料理をバイキング形式でいただく。ピザや豚汁、餅に参加者の皆さんがつくってきた惣菜に舌鼓。参加費1000円+材料費でだいたい4000円ほど。写真を撮り忘れたのだが、餅はほどよくのびて美味。野菜も甘かった。
 
 有機農業は手間がかかり大変である。ここ田舎では、以前よりは有機農業に対する認識は変わってきたものの、それでも厳しいのは確か。首都圏にいる食への意識の高い人たちによって、支えられているのが現状である。こういうイベントは、当たり前のように食べているものへの考え方を見直すきっかけになると思う。